愛知環状鉄道は、国鉄再建対策により岡多線を引き受けるため、本県をはじめ岡崎市、瀬戸市、春日井市、豊田市の出資により設立された第三セクター鉄道であり、地域の期待を背負い昭和63年に開業しました。この関連する4市の県議会議員が集まり、環状鉄道の促進と沿線地域の社会経済活動を支えようと「愛知県環状鉄道利用促進議員連絡会」を立ち上げました。
愛知環状鉄道は「愛・地球博」が開催された平成17年には、年間の運輸収入54億7500万円、輸送人員は1966万人と過去最高を記録しました。その後、一時期落ち込みましたが、徐々に収入も予想人員も順調に増加傾向だった矢先、新型コロナウイルス感染症の影響拡大により、在宅勤務の拡大や学校の休校、イベントの中止・縮小等により令和2年度は大幅に減少し、厳しい経営状況が続いています。
そこで沿線4市の県議会議員が集まって「愛知環状鉄道株式会社への支援措置に関する要望書」を大村知事に直接お渡ししました。ジブリパークも2022年に完成します。無理な要望は重々承知ですが、ぜひジブリにお願いして車両を「猫バス」や「トトロ」に塗り替えて走らせてほしい、と訴えました。子どもたちが大好きなキャラクターの電車なら、みんなが乗ろうと愛環に押し寄せます。
実は大村知事が最初の選挙で当選された時に、私が「ぜひ、愛・地球博記念公園にジブリパークを作ってほしい。」と要望したのです。その時に大村知事は「無理無理」と言われましたが、ジブリパークは現実となりました。だから「猫バス・トトロ」の電車も不可能ではないと思うのです。これも私が提案したことです。子どもたちの思いが届きますように、と願うばかりです。